この度、HPのタイトルを変えてみました。
以前は、「非想非非想処」だったのですが、「処」をとってみました。
元々は「非想非非想天」という宗教用語なのですが、「天」が付くとあまりに宗教くさいので(宗教用語なのに...)、別の言い方の「処」を採用させていただきました。
それでもな~んかしっくりこないので、結局とっちゃいました。
ちなみに「非想非非想」とは、かなりざっくり言うと「考えているということにも囚われず、考えていないということにも囚われない」という境地のことです。
宗教によっては即ち涅槃のことであり、仏教では涅槃の一歩手前ということになっています。
書物によって書き方が様々ですが、簡単に言うとこんな感じです。
まあ、煩悩の問題(?)ですね。
そして、なぜこのようなタイトルを付けたのかというと、宗教っぽいのが好きなのもありますが(決して宗教家ではないです)、制作において、あまりにテーマに囚われ過ぎるきらいがあり、もっとこう、自由に描く事が出来たなら...と思うことがあるからです。
早い話、頭でっかちな感じなんですよね。
それが故に「考えていることにも囚われず、考えていないことにも囚われず」という言葉が良いなと思いまして、このようなタイトルをつけてみました。
いずれ「テーマに囚われ過ぎている!!」なんてことにも囚われなくなると良いなと思います。
でもですね、ここまで色々書いてきてなんですが、煩悩はね、必要ですよ(笑)
煩悩を無くそうと考えているわけではないので悪しからず。
煩悩が無いと何かを生み出すなんて出来ないと思うので。
だからね、涅槃の一歩手前目指しますよ。(←結局迷いの境地)
煩悩をスラスラと垂れ流して塗りこめることが出来るように、精進して参ります。
このまま絵を描き続けてもそこにいけるかは分かりませんが、取り敢えず描き続けていこうと思います。
全然関係ないけれど、墨をいれるとしたら断然、梵字です。